感想ノート

作品名:野狐と大正妖奇譚（上下巻）
作者名:狛枝ころや
価格:上下巻各1,500円
購入URL:
上巻　https://koroyakomaeda.booth.pm/items/2755047
下巻　https://koroyakomaeda.booth.pm/items/3306197
種別：小説
対象年齢：18歳未満閲覧禁止
SNSアカウント:https://twitter.com/koroyakomaeda

あらすじ:時は大正。長髪狐目、ピアスに刺青。
話してみるとお茶目な彼の名前は「篠崎宗旦」。
ある日銭湯にて男たちに初めてを奪われ、カモにされた篠崎は、妖仲間であり親友の「朝食漢三」に相談することに。
しかし相談された漢三は篠崎に片想いしていて…。
化け狐の何でも屋「篠崎宗旦」が野狐から九尾へ、そして神格化するまでのお話（巻末より引用）

見どころ:漢三×篠崎がヤってヤってヤりまくる濃厚なBL。しかし、それはすべてラストの衝撃の展開への重要な伏線。とにかく毎回のようにヤりまくるのでそういうのを求めている人におすすめ。そしてラストで泣け。

感想コメント:しつこいくらい「好きだよ」って言いまくる漢三の恋心が1/3も篠崎に伝わらないのがせつないけど、本当は篠崎も、背負ってるものがなかったら受け止めたかったんだろうなあ…。というのがラストのあのシーンに集約されている。
いろんなシチュエーションでヤりまくるのが毎回すごくおもしろかったし、時々ほろりと泣けるシーンが入る度に心臓に風穴を開けられる悲しいラブストーリー。ラスト100ページは涙なくては読めない。そして、涙が邪魔で読み進められなくなる。